環境問題が叫ばれる中、SDGs(持続可能な開発目標)には、環境に配慮した内容も含まれているため、世界的に環境への意識が高まっております。
そこで注目されているのが「麻」です。
麻は天然の植物です。そこから作られる様々な商品は、まさにエコな商品と呼べます。弊社で扱う「麻」製品は、環境に優しい次世代の商品とも言えます。
麻には様々な種類があります。
弊社で取り扱うものは主にジュート(黄麻(こうま))と呼ばれるものです。
ジュート(黄麻)の他にも、ケナフ(洋麻(ようま))・リネン(亜麻(あま))・ラミー(苧麻(ちょま))・ヘネケン(サイザル麻)・アバカ(マニラ麻)などが有名です。
麻は、通気性・保温性・吸湿性・耐熱性・耐久性などに優れています。また使用後に焼却しても有害なガスを発生することはなく、最後は土に還る自然素材です。
麻(黄麻/ジュート)の原産国は主にインド・バングラデッシュです。一年生植物であり、栽培には高温多湿な環境が必要です。
麻には様々な製品があります。
主なものとして、麻袋・麻布・麻生地・土のう袋・リベット袋・ボルトナット袋・ヘシアン袋・合材用シート・麻糸・麻紐・バインダー紐・カーペット基布など多くあります。
一般的によく目にする麻袋は、米や大豆・コーヒー豆といった穀物運搬用の包装容器として使用されることが多く、麻の特徴である通気性が良いため、中身の劣化を防ぐのに優れています。
他にも亜麻や苧麻は衣料用品として、マニラ麻やサイザル麻は鋼索用品として、麻は多岐にわたる分野で活用されております。
麻の歴史は非常に古く、世界最古の繊維とも呼ばれており、古代エジプトではミイラが麻布で巻かれたいたことも確認されております。日本においても最古の使用例として、縄文時代の鳥浜貝塚遺跡で出土した縄が麻で作られたものです。
「縄文」という言葉は、麻で作られた「縄の模様」を意味していると言われております。
このように歴史的観点からも、麻は古くから人々の生活に身近な存在であり、「故きを温ねて新しきを知る」温故知新の精神を大切にすることで、我々は麻の持っている力に改めて気付かされると共に、麻にはまだまだ無限の可能性が秘められているのです。